「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、かつての日本では9月に入ると暑さも和らぎ過ごしやすくなるのが常でした。
しかし近年は9月に入っても30°Cを超える真夏日が続くことも多く熱中症対策も昔とは大きく変わってきています。
昔の9月は・・・
昔の9月は今ほど暑くなく運動会なども行われる時期でした。
体温を下げるために冷たく冷やしたスイカやかき氷などを食べていたという方も多かったのではないでしょうか。
エアコンも今ほど普及しておらず扇風機やうちわ、打ち水など自然の風を頼っていた時代でしたが、それでも当時の建物は風通しがよく屋内でも今ほど熱中症に対する危険はなかったとも言えます。
●現在の9月は・・・
今では夜になっても日中の気温が下がりにくく湿度も高め。日本全体が高温多湿となっており、室内でも熱中症になるリスクが高まっています。こうした環境の変化に対応するには、昔の感覚にとらわれず今の生活環境に合った対策が必要です。
●残暑を乗り切るために
こまめに水分補給をして、汗をかいたら塩分も一緒に摂りましょう。
また外出時は帽子や日傘、冷却タオルやハンディファンなどの冷却グッズを活用し、屋内ではエアコンなどを使用して室温が上がらない工夫も大切です。
年齢問わず、残暑の疲れからくる体調不良が多く見られる季節でもあります。
またウイルス感染拡大もまだまだ予断を許さない中、なぜ体が悪いのかご自身では判断できずに不安になる事もあるかと思います。
そんな時はお電話や受付窓口にて適切な診療科へご案内いたしますので、どうぞ安心してご相談下さい。
医事課