秋の風が心地よく感じられる10月。この時期は、夏の疲れを癒やし、冬に向けて体の準備をする大切な期間です。食欲の秋、スポーツの秋と言われますが、この時期に意識して健康的な生活を送ることが、一年を通して元気に過ごすための土台を築くことにつながります。
腸内環境を整えて免疫力アップ
寒暖差が大きくなる10月は、風邪を引きやすい時期でもあります。病気に負けない体を作るためには、腸内環境を整えることが非常に重要です。腸には免疫細胞の約7割が集まっていると言われています。
- 食物繊維を摂ろう
ゴボウやキノコ、海藻類、サツマイモなどに含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、腸の動きを活発にするのに役立ちます。 - 発酵食品を積極的に
ヨーグルト、納豆、味噌、漬物などの発酵食品は、生きたまま腸に届き、善玉菌の働きを助けます。

適度な運動で心も体もリフレッシュ
「スポーツの秋」という言葉の通り、体を動かすには最適な季節です。運動は、健康維持だけでなく、ストレス解消にもつながります。
- ウォーキング
特別な道具も必要なく、誰でも気軽に始められます。少し遠くまで散歩に出かけたり、一駅分歩いてみたりするのも良いでしょう。 - ストレッチ
運動が苦手な方は、まずはストレッチから。デスクワークの合間や入浴後など、少しの時間でも続けることが大切です。
体がほぐれ、血行が良くなることで、冷えや肩こりの改善も期待できます。

健康診断も忘れずに
年末に向けて忙しくなる前に、この時期に健康診断を受けることをお勧めします。自分の体の状態を把握することは、病気の予防や早期発見につながります。結果に一喜一憂するのではなく、自身の生活習慣を見直す良い機会と捉えましょう。

10月は、日々の少しの心がけが、未来の健康へとつながる大切な月です。食欲の秋、スポーツの秋を楽しみながら、健やかな体づくりを始めてみませんか。
医師事務