本格的な冬を迎え、気温の低下と空気の乾燥が進む12月は、インフルエンザや新型コロナウイルス、そしてノロウイルスなどの感染症が猛威を振るう季節です。私たちの体は、寒さやストレスによって免疫力が低下しがちです。家族や大切な人を守るため、今一度、日々の予防習慣を見直しましょう。
徹底したい基本の感染対策
感染症予防の基本は、やはり「持ち込まない」「広げない」ことです。

- 正しい手洗いと手指消毒
帰宅時や調理前、食事前、トイレの後は、必ず石鹸で30秒以上かけて丁寧に手を洗いましょう。特に指先、指の間、手首は洗い残しが多い部分です。アルコール消毒は、インフルエンザや新型コロナウイルスには有効ですが、ノロウイルスなどの一部のウイルスには効きにくい特性があります。ノロウイルス対策としては、次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒が効果的です。 - 咳エチケットの徹底
咳やくしゃみが出る際は、マスクを着用するか、ティッシュや上着の袖で口と鼻を覆いましょう。飛沫による感染拡大を防ぐ重要なマナーです。

- 室内の「湿度」を保つ
空気が乾燥すると、喉や鼻の粘膜が乾き、ウイルスの侵入を許しやすくなります。また、ウイルス自体も低温・低湿度の環境で活性化します。加湿器などを使って、室内の湿度を50〜60%に保つことを意識しましょう。
免疫力を高める「体の防御力」強化
予防の基本に加え、体自身の防御力である「免疫力」を高めることが、感染症に負けない体を作る鍵となります。
- 規則正しい食生活
免疫細胞の材料となるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)をしっかり摂取しましょう。また、腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌)や、粘膜の健康を保つビタミンA(緑黄色野菜)を積極的に摂ることも大切です。バランスの取れた食事が、免疫システムの正常な働きを支えます。 - 質の高い睡眠と休養
睡眠中には、免疫システムの働きを調整するホルモンが分泌されます。睡眠不足は免疫力を大幅に低下させます。年末の忙しい時期こそ、7〜8時間の質の良い睡眠を確保するよう心がけましょう。

- 適度な運動と体を温める習慣
軽いウォーキングやストレッチなどの適度な運動は、血行を良くし、体温を上げることで免疫細胞を活性化します。また、入浴などで体を温めることも、冷えからくる免疫力低下を防ぐのに効果的です。
早めのワクチン接種も検討を
インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種は、発症そのものを予防するだけでなく、もし感染した場合の重症化を防ぐ上で非常に有効な手段です。まだ接種がお済みでない方は、体調が良い日に医療機関で相談してみましょう。
当院でも予防接種を各種行っております。詳細やご予約はこちらから。
12月を元気に乗り切るために、これらの対策を日々の生活に取り入れ、健康で安全な年末年始をお迎えください。
総務課