2025年8月28日、船橋市内のホテルフローラにて「地域連携カンファレンス」を開催しました。当日は地域の医療・介護関係者の皆さまに多数ご参加いただき、医療連携の未来について考える有意義なひとときとなりました。
開会とご挨拶
開会にあたり、理事長 田中岳史、名誉院長 青山賀茂、院長 笹屋一人より、病院の理念や地域と共に歩む姿勢についてご挨拶を申し上げました。青山病院は1979年の開設以来「地域に根ざした病院」として歩んできました。2024年6月から新しい法人としてスタートを切り、地域医療のさらなる連携強化をしていくための取り組みです。
特別講演
板倉病院 理事長 梶原崇弘先生をお迎えし、「東葛南部医療圏における医療連携ビジョン」と題した特別講演をいただきました。地域での医療提供体制や連携の課題、そして将来の方向性について、具体的な事例を交えながらお話しいただき、参加者からも多くの共感の声が寄せられました。梶原理事長、誠にありがとうございました。当院が進むべき道しるべとなるお話で大変勉強になりました。
メディリンクセンターの紹介
第Ⅲ部では、青山病院が新たに設立した「メディリンクセンター」を紹介しました。院長 笹屋一人をはじめ、副センター長 看護師 福家友美子、理学療法士 伊藤宮正らが登壇し、急性期病院からの患者受け入れや在宅復帰支援、地域医療機関との連携の取り組みについてご説明しました。地域包括ケアの時代において、患者さん一人ひとりの“その人らしい生活”を支えるハブとしての役割を担っていくことを改めて共有しました。
今後に向けて
閉会後には懇親会も開かれ、職種や施設を越えて参加者同士が交流を深める場となりました。お互いの顔が見える関係を築くことは、実際の連携をスムーズに進める大きな力となります。今回のカンファレンスをきっかけに、今後さらに強固な地域連携が生まれていくよう取り組んでいきたいと思います。
青山病院は「こころを満たし笑顔があふれる病院」を理念に掲げ、急性期から在宅復帰支援まで地域の皆さまと共に医療を築いてまいります。今回のカンファレンスを通じて、地域のネットワークをより強く結び、患者さまが安心して暮らせる環境づくりを進めてまいります。